応援スポンサー紹介 『のみやま整形外科クリニック』〜福岡市城南区〜  

のみやま整形外科クリニック

レアッシの応援スポンサーであり、福岡市城南区長尾にある のみやま整形外科クリニック に訪問し、のみやま先生にお話を伺ってきました。

湿布についての知識

今回は、のみやま先生には誰もが使用したことがある”湿布”についての知識を教えていただきました。

捻挫などした時に、患部を冷やすために湿布をお使いになった方は多いのではないでしょうか??実はそれは効果がほとんどありません。

まず、捻挫などの怪我をしたときには必ずアイシングを行ってください。怪我をしたときには”冷やす”ことが大事です。実は、湿布では1度程度しか患部の温度は下がりません。水道水は一般的な温度が16度程度ですが、16度まで冷やすことができる湿布は存在しません。ですので、一般的には氷や水道水で冷やすことが一番シンプルで効果的なのです。

また、湿布を薬として認識している国は日本だけなんです。日本の湿布を作っている企業が、アメリカのFDA(食品や医薬品などが通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行う機関)に何度も湿布を薬として認めてくれるように働きかけていますが、毎回却下されています。ですので、アメリカで湿布を薬として認めているところは一つもありません。

もう一つ、湿布で落とし穴があるのですが、”ケトプロフェン”という薬が含まれている湿布があります。その湿布を使用すると光線過敏症という症状が起きる可能性があります。光線過敏症になるとこのような症状が起きます↓

ケトプロフェンの成分が入っている湿布を一晩貼ってしまうと、その成分は皮膚に入ってしまい、皮膚からその成分が無くなるまでに4週間かかってしまいます。そして場合によっては↑のような症状が発症してしまい、治療には1、2か月かかることもあります。捻挫などの怪我が治り、腫れが引いたとしてもこのような皮膚の病気にかかれば、また治療に時間がかかってしまいます。

残念ながら、整形外科医でもこのような知識がなく、ケトプロフェン入りの湿布をだすところがあります。簡単な湿布1枚でも誤ったものを使用するとこのようなことが起きてしまいます。

日本人もそうですが、外国人の人に湿布を渡すと冷たいので喜ぶのですが、実際には患部の温度は全く下がりません。一つの知識として皆様も湿布の使い方について考えてみてはいかがでしょうか。

今回も皆様のためになる知識を教えていただきました。

今後もこのような記事を随時、配信していきます。

のみやま先生、ありがとうございました!

ホームページはこちら → のみやま整形外科クリニック

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