U-12 福岡市長杯を終えて

2月22日(日)に第36回福岡市長杯の決勝トーナメント(ベスト8)が博多の森、レベルファイブスタジアムで行われました。

1回戦の対戦相手が決まった時から、1週間それに向けたトレーニングを行いました。約2か月前に対戦した際には、いいところなく0-3で敗れた相手。選手達の記憶も鮮明で、まず苦手意識を払しょくするためのミーティングから始めました。しかし、選手たちはすでに気持ちの切り替えがすんでおり、対戦に意欲的でした。

前回対戦を客観的に分析し、相手の攻撃と守備の強みを消す作戦を伝えました。また、サッカーは攻撃と守備が表裏一体なので、相手の強みを消しつつも、効果的な攻撃を仕掛けることを伝えました。

1週間の選手たちはいつも以上に集中しトレーニングをこなしていました。時には、こちらの戦略に付け加えるようなアイデアも発言していました。ここ数カ月の選手の成長には、驚かされっぱなしでした。試合の中での意見交換、時にはぶつかり喧嘩も多々ありましたが…、アイデアを出し自ら困難を打開する力、それ以上のチームワーク。ここまで成長しているとは思っていませんでした。

十分な準備をして試合に臨みました。作戦は思った通り当たり、徐々に試合のペースを掴んでいきました。前半は0-0でほぼ互角の戦いでした。後半、基本的には戦略を変えず臨むとしながらも、状況に応じてはリスクを冒し、攻撃することも考えるよう伝え送りだしました。
時にはリスクを冒す。これは無謀とは全く違い、セオリーを熟知しながらもそれを無視するインテリジェンスのことです。よく間違えやすいのは、1度もミスをしなかった選手が1番上手いと勘違いすることです。そこにリスクを冒すインテリジェンスがあったかどうかは今後高いレベルでサッカーを行うには、かなり大切な要素となります。しかし、今の選手たちはそのことも十分理解しています。

後半19分までは戦略通りに進んでいました。しかし、最後のカウンターに全体の反応が遅れました。やはり勝負は最後まで気を抜けない。いい教訓になりました。

数か月前には歯がたたなかった相手に、こんな短期間で追いついた選手の力には本当に驚かされると同時に、精神的にも体力的にもタフな戦いに死力を尽くした選手たちを誇りに思います。

サッカーで人生を学ぶ、クラブは生き物だ…色々なことを考えた数ヶ月でした。しかし、後ろを振り向く暇はありません。2週間後には初の11人制の大会への参加が決まっています。すでにレアッシジュニアユースに向けた活動が始動します!世界を目指した挑戦がいよいよ始まります!頭を上げ、上を向いて進んで行きましょう!!

今回もたくさんのサポーターに支えられ、選手、スタッフ共に勇気づけられ最後の公式戦に最高の試合をすることができました。本当にありがとうございます。遠くは広島からこのために応援にかけつけてくれた優吏、離れていても大切な仲間のひとりで、一緒に戦ってくれたこと、本当に感謝です。

対 柏原   0-1 敗戦

 

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