U-11・U-9、8中津江遠征2泊3日! 遠征の過ごし方 ブレイズ熊本主催

本日より2泊3日で大分県にある鯛生スポーツセンターにて遠征に来ています。
今回は熊本の強豪、ブレイズ熊本主催のカップ戦です。レアッシからは育成コースのU-11・1st、2ndチーム。そしてU-9,8混合で2チーム、約60名の合計4チームで参加しています。

今日の朝は、全員送迎バスでクラブハウスに集合。
それからクラブのバス3台で大分県の中津江村にある会場へ移動です。
車の中では最近クラブ内で流行っている「キャプテン翼」を見ながら移動ですが、朝が早かったので眠る選手もいます。
そして約2時間弱で目的地へ到着です。
遠征慣れしている5年生、初めて、または過去に宿泊遠征の経験がある2,3年生。
低い年代から少しの時間ですが親元を離れて遠征に行くというのは良い経験になると思います。
レアッシの場合、普段の試合でも遠征でも、保護者の方はノータッチなので、全ては自分でやらなければなりません。
コーチたちはサポート役で、基本的には全て自分たちで行います。
自分たちの荷物は自分たちで管理して運ぶ。
勿論コーチたちは放任するのではなく、誰が何をしているかをしっかり観察しています。しかし、すぐに手を差し伸べるのではなく、極力自分たちにやらせます。

今回は5年生と2,3年生という組み合わせなので、高学年である5年生は自分たちのことだけでなく低学年生のことも気にかけなければなりません。
試合会場に到着後、5年生がみんなが使うテントを組み立て、荷物を整理整頓してくれました。

そして各チームに分かれて試合。素晴らしい天然芝の中、選手たちは多くの試合をこなしました。(試合の結果は別ページに掲載しています。)
そして試合が終わると宿泊施設へ移動。
先に入浴をすませてその後夕食です。
僕の場合(Kazuコーチ)はいつも遠征の時には食事のマナーを注意します。
「椅子をちゃんと引いて座る」「肘をつかない」「茶碗を持つ」「バランスよく食べる」「足を組まない」などなど。当然完璧にできなくても良いですが「マナーを守る」という意識がついてくれればと思います。

食事後は食器を自分たちで下げないといけないので高学年生が低学年生にいろいろ教えてくれます。最後はテーブルも拭いて完了。
食事が済んだら次は布団の準備。宿泊先はホテルではないので、自分たちで全て準備します。
今回、宿泊部屋は5年生と2,3年生が混合になるように縦割りにし、各グループのお世話を5年生にしてもらいます。すでに遠征慣れしている選手たちがいろんなことを低学年生に教えてくれています。
そして洗濯も自分たちで行います。洗濯機をいつ使うか、洗った後はどのように干すか。

このように選手たちを放任するのではなく、しっかりと見ていないふりをしながら観察しているといろんなことが見えてきます。
勿論その間に選手は多くのミスをします。必要以上に時間がかかってしまったり、上手くいかなかったり。しかし、コーチは手を差し伸べるのを極力我慢して選手たちにやらせます。時間はかかっても選手が「自分でできることは自分でする」「自分の意見を自分の言葉で伝える」ということの積み重ねが「自立」につながると考えていますので、今回のような時間はサッカー選手の成長に欠かせないものになると思います。

宿泊先でも何はやってよくて何をやったらいけないのか。
僕がよく言う言葉、「試合に来ているのであって、ピクニックに来ているのではない。どのような行動を取るべきか自分たちで考えなさい」。

もうすぐ就寝の時間ですが、当然ルールを破ったら明日の出場時間はありません。楽しく過ごす時間ときちんとやらなければいけない時間。メリハリをつけて自己責任で行動してもらいます。

「こどもたちにこのような貴重な宿泊型の遠征を通じて何を学ばせるか?」もちろんルールばかりでも息苦しいですし、試合ばかりでも疲れてしまいます。

少しづつ選手の自立を促すための仕掛けをすることがクラブの役目かもしれません。

今日から3日間、選手が少しでも成長できればこの遠征は成功です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営