U-12チームにとって後がない「全日本U-12サッカー選手権大会 福岡地区予選」の敗者復活戦が行われました。台風の影響により蒸し暑さが戻ったピッチ。負ければ大会が終わるという極限のプレッシャーの中、選手たちは最後まで諦めずに全力を尽くしましたが、惜しくも1対2で一歩及ばず、敗戦という結果となりました。
悔しさの残る結果となりましたが、この重圧の中で戦い抜いたこと、そしてピッチ上で自分たちの壁と向き合った経験は、選手一人ひとりにとって将来に繋がる大きな財産となります。今回の戦いと子どもたちの変化についてレポートいたします。
1. 重圧と環境の中での試練、そして見せた粘り(前半)
「負ければ終わり」という独特の心理的プレッシャーに加え、台風の影響による厳しい蒸し暑さが選手たちの身体を重くさせました。
◼︎ 引き気味になった立ち上がりと失点
試合開始直後から緊張感による硬さが見られ、チーム全体がかなり引き気味の布陣となってしまいました。前線からのプレスがかからず、DFラインが下がって相手に深く侵入される展開が続きます。ミドルシュートを打たれるなど守勢に回る中、クリアミスから先制を許してしまいました。
◼︎ 崩れることなく、奪い返した同点ゴール
しかし、ここから選手たちは素晴らしい粘りを見せました。 重苦しい雰囲気に飲み込まれることなく、すぐさま反撃へ向かうと、意図を持ったアタックから同点ゴール(1−1)を奪い取り、ゲームを振り出しに戻して前半を折り返しました。
2. 勝ち越しを狙った攻勢と、一瞬の隙(後半)
1-1で迎えた後半、ベンチもチームも勝利を掴むためにギアを上げました。
◼︎ システム変更と攻守の葛藤
後半は前線の人数を増やす攻撃的なシステムへ変更し、果敢にゴールを狙いに行きました。 しかし、サイドでの主導権を相手に握られ、「早く得点を奪いたい」という焦りからオフサイドにかかる場面が増えるなど、思うように攻守の噛み合いが作れない苦しい時間が続きました。
◼︎ 激闘の終盤、残り5分の失点
両者の意地がぶつかり合い、PK戦が頭をよぎり始めた残り5分。 一瞬の疲労と焦りからバイタルエリア(相手ゴール前の危険なゾーン)での守備が一歩遅れて緩くなり、相手のミドルシュートがネットを揺らして勝ち越しを許す形となり、そのままタイムアップを迎えました。
3. この「極限の緊張感」を経験できたことの意味
試合後、悔しさを滲ませる選手たちの姿がありました。思ったように身体が動かないもどかしさ、重圧の中でプレーすることの難しさを、身をもって体感した一日となりました。
◼︎ 重圧の中で戦った経験こそが、次のレベルへの扉を開く
「負けたら終わり」というプレッシャーの中でプレーすることは、日頃のトレーニングや通常のトレーニングマッチでは決して味わうことのできない「極限の体験」です。
身体が重く感じられたのも、プレッシャーから来る緊張が大きく影響しています。しかし、このヒリヒリするような真剣勝負の舞台に立ち、自分の弱さや課題と真っ正面から向き合ったこと自体が、選手たちの「サッカーIQ」と「タフな精神力」を一段上のレベルへと引き上げてくれます。
◼︎ 敗戦から何を学び、どう行動に移すか
試合後、選手一人ひとりが自分のプレーや感情を振り返り、様々な想いを巡らせていました。 「なぜあの時、思い通りにプレーできなかったのか」 「もっとどう準備しておけば良かったのか」
この悔しさから生まれる問いこそが、子どもたちの当事者意識を揺さぶり、自立したフットボーラーへと変貌させる最大のガソリンになります。
4. 最後に ── 次のステップへ向けて
結果は1−2という悔しいものでしたが、全日本の予選を通じて見せてくれた選手たちの挑戦、そして最後まで諦めずにボールを追い続けた姿勢を心から誇りに思います。
この全日本予選での戦いはこれで一段落となりますが、子どもたちのサッカー人生、そして成長のストーリーはこれからも続いていきます。
今回の敗戦で得た貴重な教訓と悔しさを胸に刻み、次の目標や新しいステージへ向けて、チーム一丸となってさらに頼もしい姿へ進化してまいらい外ます。
蒸し暑い中、会場で最後まで温かい拍手と熱いご声援を送り続けてくださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました!これからも子どもたちの挑戦を温かく見守っていただけますと幸いです。
▪️試合結果
vs ブリステル 1-2 敗戦(トワ)


