U-11 後期リーグに向けて 〜練習グループを再編〜

U-11は11,12月に始まる後期リーグに向けてファーストからサードまでの練習グループを再編しました。開幕戦当日までファースト、セカンド、サードのメンバーは変更できますが、リーグ戦に向けてそれぞれチームとしての強化を図るために、練習自体のグループを再編です。

僕が担当しているU-11セカンドチームはこの2週間約20名前後のメンバーで練習を行ってきましたが、17名を選考しました。これから3rdチームで練習を行う選手には一人ずつ現状の課題を話し、2ndで行う選手には今後の目標を話しトレーニングを行いました。選手のレベルは僅差ですが、試合の出場時間を減らすよりも、一つ下のカテゴリーで実践を積むことがサッカー選手にとっては重要です。

当然セカンドチームのメンバーに残っても、出場時間が減少すればカテゴリーを落とす必要がありますし、大きな成果が出ればファーストでの出場のチャンスが巡ってきます。これはファーストチームにも、他の学年にも言えることです。

例えその学年のファーストチームでも一つ上の学年でプレーすることが求められるので、サッカー選手である以上常に競争はつきものです。

重要なのはその選手が少し難しく感じるレベルでプレーすること

先日、U-12(小学6年生)ファーストの数名の選手にU-13(中学1年生)の練習試合に参加してもらいました。人数もピッチの広さもボールの大きさも違いますが、上手く適応してくれました。
相手が中学1年生ということもあり、普段よりプレッシャーの速さが違いますが、年齢を問わず『一つ上のレベルでプレーする』ということはそういうものです。選手がいつも通りプレーできるのではなく『少し難しい』と感じるレベルでプレーすことで成長を促します。
ジュニアからジュニアユースを持っているということはそういう場面でも利点がありますね。
今回参加したU-12の選手がU-13の試合でも難しさを感じなければ更に上でプレーする必要がありますし、かなり難しければ同年代の中でもっと自分を磨く必要があります。

サッカーが上手くなるとはどういうことか?

『サッカーが上手くなる』とはどういうことでしょうか? 人それぞれ様々なイメージがあります。勿論、育成年代であれば「新しいことができるようになる」もその要素の一つです。

もう一つの基準は『今と同じプレーが一つ上のレベルでもできるようになる』というものがあります。僕が担当しているセカンドチームの選手はおそらく福岡支部の4部リーグではある程度問題なくプレーできます。3部リーグでも対戦相手によっては可能です。しかし、2部、1部リーグでは思ったようにプレーできなくなります。サッカーを変えるのでなく、『質』を上げなくてはなりません。

イメージは1つ上のリーグ・レベル

今回U-11・セカンドチームを担当しますが、前期リーグでは惜しくも4部リーグ2位で昇格できませんでした。選手には話していますが、このチームの目標は『3部リーグ昇格』と『一人でも多く、ファーストチームに昇格する』ことです。
当然、その昇格の先である程度通用するレベルを見据えてトレーニングを行っています。良い結果が出るかは分かりませんが、日々懸命に取り組みたいと思います。

 

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営