スペイン便りvol.3

こんにちは、コーチの黒沼です
1/8(日)は午前中にカタルーニャ州2部のカデテ(現在の日本で中2・3年生に相当)の試合を観戦
中位同士の対戦だったのですが、あまりサッカーの質は高くなく優秀な指導者を海外へ流出している影響があるのかと感じさせられました
そしてこの試合の後には偶然、昨シーズン共に7人制の4部リーグを制した選手が4人在籍しているチームが同じ会場で試合をする事が判明したので前半のみ観戦
しかし、そこで目撃したのは全く成長していない選手達
保護者に聞くと監督はチームをまとめられずクビになり、新しい監督になったもののあまりチームは向上していないと
そこで感じたのはやはり指導者はサッカーを教えなくてはいけない、という事
サッカーを教えた上で局面に合わせて選手が正しい判断を下せるようにする必要があります
そこを教えずに「考えろ」というのでは、選手は深い知識を身に付けるのは容易ではないですし、監督の職務放棄にさえなりかねません
なぜなら監督には選手やチームをサッカー的に成長させる必要があるからです
だからこそ監督は世界の様々なサッカーを勉強し「自分達のサッカー」がガラパゴス化しないように注意しなくてはなりません
その後はプレサッカーチームの代表である坪井氏が第二監督を務めるコルネジャユースBの試合へ
対戦相手は今シーズンは最下位に沈むものの、どんな相手にもボールを細かく繋ぎながら前進してフィニッシュまでいく素晴らしいサッカーをするチームとの対戦でした
この試合は予想以上に球際の激しさ・パススピードの速さ・切り替えの速さ・判断の速さなど多くの部分でレベルのものすごく高い素晴らしいサッカーを展開してくれました

2部とはいえ、これだけのレベルの試合があるのはカタルーニャ州の質の高さを感じさせられました
しかし日本でもそれだけのレベルの試合ができるようにならなくてはなりません
その為に何をやらなくてはいけないのか、をしっかり考えようと思います
ボカディージョ(日本でいうおにぎりのようなポピュラーな食べ物/フランスパンにトマトを擦って具材を挟んだサンドイッチ)
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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル2
□指導歴
2007-2012 清水エスパルス普及部
2009-2012 エスパルスSS駿東JY U-13監督
2012-2013 U.E.SANT ANDREU Infanitil A (U14)アシスタントコーチ
2013-2014 U.E.SANT ANDREU Cadete B (U15)アシスタントコーチ
2014-2015 C.D.ALMEDA Alevin A (U12) 監督
2015-2016 U.E.Sant Joan Despi Alevin D (U12) 監督
      U.E.Sant Joan Despi Infanitil E (U14) 監督
2016-現在 レアッシ福岡FC