レアッシ福岡フットボールクラブ

福岡県福岡市のサッカーチーム

練習量・練習時間と選手の成長は比例するのか

こんにちは、コーチの黒沼です。
レアッシでは以前からお伝えしている通り、試合や練習では「短期集中」を意識して取り組んでいます。
それは選手が多くの時間・多くの量を練習や試合で費やすより成長できると考えているからです。
その理由は大きく分けると3つの事があります。

1.強度の高いアクションは長い時間できない
ザッケローニ元日本代表監督が使い始めてから日本サッカー界でも使われるようになった「インテンシティ(プレー強度)」という言葉。なかなかそれを聞いただけではイマイチ保護者の方には伝わりにくいかもしれないので、それをわかりやすく例えるなら【強度の高い練習=100m走】【強度の低い練習=ジョギング】としましょう。この例えを見ていただければわかるように「100m走のスピードを長い時間保つ事」はかなり難しく、「ジョギングで同じペースで走る事」は先述した100mよりは容易だと思います。ですのでレアッシでは短い練習時間(90分程度)で高い強度(試合に近いもの)の中でトレーニングを行うようにしています。

2.しっかり回復した状態でなければ練習の質は上がらない
スペイン留学前に指導していた選手の中に、すごくマジメで一生懸命練習や試合へ取り組んでいる選手がいました。ある日練習で彼のパフォーマンスが悪かったので話をしてみると「練習前に6㎞走ってきました。体力を向上させたかったので」と返答がありました。その努力する姿勢は素晴らしいものですが、疲れの残った状態でトレーニングをするとパフォーマンスが上がらずに質が上がらないばかりかケガをするリスクが高まります。身体(フィジカル)の分野に『超回復』という言葉があります。それは簡単に説明すると練習や試合で身体に負荷が掛かった後に休息を取ることで回復すると、以前より能力が向上しているという理論です。つまり、しっかり回復しなければ選手の能力は向上しないですし、そればかりかパフォーマンスは右肩下がりになっていくのです。

3.「もっとサッカーやりたい!」という状態で練習や試合に来てもらう
最後はサッカーの心・技・体の『心』の部分です。先日、夜のニュース番組を見ているとあるスポーツで日本を代表する選手となった16歳の
女子高生を取り上げた企画がありました。その中でその選手は「辞めたくても父が許してくれず、本当につらい時期がありました。その時は放課後の練習へ行くのが嫌で、一生学校が終わらなければいいなと思っていました。」とコメントしていました。彼女はここまで登りつめたからこそ、このようにスポットライトを浴びていますが、彼女のような思いを抱いてその競技から離れていった選手はおそらく数えきれないくらいいるでしょう。レアッシの選手にはサッカーを好きでいてほしいし、できるだけ長い間(できればおじいちゃん・おばあちゃんになるまで!)携わってほしいと思っています。だからこそ選手には「もっとサッカーやりたい!」というフレッシュな気持ちで練習や試合に来てもらいたいので普段からサッカー漬けになるのではなく、友達と遊んだり家族と出かけたりしてもらうために平日も練習がない日を設けていますし週末も可能な限り土・日どちらかは休養日になるよう日程を組んでいます。

最後に
ここまで書いた事をまとめると
1.プレーする時は試合と同じ強度で短い時間
2.しっかり回復していい身体のコンディションで
3.サッカーをやりたいという意欲を持った状態で
練習や試合に臨むことが選手の成長につながる、というものです。
文字にすると当たり前かもしれませんが、どうしてもたくさんやることがいいという風潮があるのも事実です。
レアッシでは選手の心・技・体へのアプローチも考えて選手と向き合っていきます!!

寄稿者のプロフィール

レアッシ福岡フットボールクラブメソッド部門コーディネーター・U-15ジュニアユーススタッフ黒沼 遼
□スペインサッカー指導者ライセンス レベル2
□指導歴
2007-2012 清水エスパルス普及部
2009-2012 エスパルスSS駿東JY U-13監督
2012-2013 U.E.SANT ANDREU Infanitil A (U14)アシスタントコーチ
2013-2014 U.E.SANT ANDREU Cadete B (U15)アシスタントコーチ
2014-2015 C.D.ALMEDA Alevin A (U12) 監督
2015-2016 U.E.Sant Joan Despi Alevin D (U12) 監督
      U.E.Sant Joan Despi Infanitil E (U14) 監督
2016-現在 レアッシ福岡FC

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

Return Top