戦術を少しづつ理解し始めたTRM U-13 vs エリア伊都

本日志免町にあるシーメートGにてU-13の練習試合を行いました。

4月の段階はレアッシから上がってきた選手も他のクラブから新たに加入した選手もみんなフラットの状態でスタートです。
ジュニア時代にしっかりと戦術の原理原則を学んでだ選手、テクニックに特化した選手、いろんなタイプがいますがこれからレアッシの戦術、というより『サッカーの原理原則』を学んでいって欲しいと思います。

春のスペイン遠征でも痛感した、日本とヨーロッパの『戦術レベル』の差。

スペインのチーム(上位リーグで戦っているクラブ)は本当に戦術レベルが高いです。相手FWが1トップでプレスに来た場合、2トップでプレスに来た場合、相手が前線からハメに来た時、引いて守る時、あらゆる状況の解決策を知っておりそれを実行するレベル。
小さい頃から『戦術的にプレーすることに慣れているため、それが蓄積され様々な局面でも状況を理解し、それを打開するアイデアとスキルを持っている』という、つまり『状況判断の良さ』はスペイン遠征でも痛感しました。
ボールを扱うという意味では日本人の選手は上手いのですが、『戦術的な判断のもとテクニックを発揮する』という意味ではスペイン人はとてもレベルが高いです。

話はそれましたが、U-13の選手たちにも少しづつですが『考えながらプレーする』という『サッカーの基本』を練習・試合でも取り組んでいます。
現在はフラットですが、これから少しづつ差が出てくるかもしれません。とにかく意識してプレーしてほしいと思います。

■試合結果(50分ゲーム)
①レアッシU-13 vs エリア伊都U-13 0-0引分
②レアッシU-13 vs エリア伊都U-13 1-4負
(得点:後半:25′ マナト)
春休みから新チームがスタートしてまだ全員が揃っての試合はできていません。今回は選手の適性ポジションの再確認と新たなポジションでの可能性、県リーグ(U-13のリーグ戦)に向けて2チーム編成した場合にどのようにチーム編成をするか(2チームが均等なレベルになるように)、誰が戦術的な負荷が高いポジションでプレーできるか、それぞれの持ち味と改善点は何かなど、様々な観点から選手を観察しました。

大まか選手の能力を見極めつつ、まだ不明な(良い意味で)選手も数名。いろんなことが見えてきた練習試合となりました。

守備におけるプレッシングの考え方を短時間の割にはある程度実行してくれたのは良かったですが、全体的に下がりすぎた印象です。攻撃の構築には時間がかかりますが、少しづつ改善したいと思います。

本日もたくさんの応援ありがとうございました。
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試合とは別に、中学生年代に入ってくると小学生の頃よりも様々な面で『自立』しなければなりません。ジュニアの延長ではなく、『大人の入り口』という感じでしょうか。
自分たちでグランドを作り、アシスタントレフリーを行い、分析用のビデオ撮影も手伝う。
グランドを作る時などは先輩のN.Mなどのしっかりした選手が頼りになります。
一年生は見習ってください。
何人かはしっかりやってくれそうですが、何人かは不安です…….

試合後、ナイターでのジュニアの練習が終わって家へ帰り今日の試合のビデオを見ていると、初めての割には上手く撮ってくれていました。
ただ、おしゃべりする声が全部入っているので、試合よりもそっちに気がいってしまうのは僕の集中力の無さかもしれません。

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営