「福岡で浮いた存在!?」トークイベントにスカイプ出演!『日本でのスペインメソッド導入例』

お盆休み前の8/4に大阪で行われた「PreSoccerTeam JAPAN」(プレサッカーチームジャパン)のトークイベントにスカイプで出演しました。
(PSTはレアッシのスーパーバイザーを務める坪井氏の指導者留学プログラムです)

僕がスペイン・バルセロナに留学した際にお世話になったPSTのトークイベント。これから海外に出て学びたいという方を対象としたもので、3部構成の最後に「スペインで学んだものを日本で実践するクラブ」として現場のリアルな状況や今後海外で学んだ後の日本での活躍・活動について短い時間でしたがお話しさせてもらいました。

レアッシでは、スペイン・バルセロナでコーチングライセンスを取得したコーチが4人います。
後藤コーチは8年、黒沼コーチは4年、加藤コーチは2年、僕は1年ちょっと。
そういった海外で経験のあるコーチが4人も集まってプロクラブ(Jリーグ)ではない「街クラブ」で活動するのは日本国内でも極めて珍しい(というか初)の試みだと思います。
海外で学んだものを『日本という独特のサッカー環境の中でどのように実践させてゆくか』というのが現在のテーマです。環境に適合させながら『レアッシというクラブ独自のメソッド』を作って行きたいですね。

いつもは思いついたことを喋る中で様々なアイデアや考えがまとまって行くのですが、トークイベントのような限られた時間で整合性を持って話すのは難しいですね。
結構『ぶっちゃげた』話もさせてもらいましたが、参加されていたライターの方から…

『福岡で浮いた存在ではないですか?』という質問を頂きました。

『浮いた存在』…
確かに浮いているように感じますが、全く気にしていません(笑)。むしろ異質かもしれませんが「浮いた方が良い」かと僕は思います。

もし、今の日本のサッカーや育成の状況が「現状のままで良い」なら過去と同じことをやればいいだけです。そこに「新たな創造」はありませんが問題ありません。
しかし、もし「問題がある」と思ったのなら新たなものを創造しなければなりません。また、「現状維持はイコール停滞だ」と考えるなら、やはり何かを始めないといけませんね。

何か『新しいことをやるとき』には、『必ず現在のものを否定』する必要があります。

既存の「固定観念」に対して、それを脅かす考えは常に反発されるのかもしれませが、そもそもコンセプト(概念)が違えば、異質のものになって現在の枠組みから浮いてしまいます。

パラダイムシフトではないですが、新しい言語で既存のものを語れば、当然「言葉の概念(コンセプト)が違う」ので捉え方も変わってきます。

話がそれてしまいましたが、これから海外で指導経験を積みたいと考えている若い指導者の方には僕らに時代よりももっともっと高いレベルを目指して欲しいと思います。
ただ、トークイベントでも話しましたが、もはや「海外でのライセンスを持っている・指導経験がある」というのが街クラブでも当たり前の時代になってくるので、「次に何が起こるか」「今何をしないといけないか」ということ、10年先を見据えて頑張ってほしいと思います。

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

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