レアッシ福岡フットボールクラブ

福岡県福岡市のサッカーチーム

指導者に能力がないから試合に負けたら選手を走らせる 〜選手が罰として走る前に監督が走れ〜

日本の体育会、あえてスポーツと表現しないのは「体育会系」が「スポーツ」の概念とはかけ離れているからです。
日本にはびこる体育やスポーツに対しての考えは「観念」が多く、「概念」ではありません。

先日『「罰走」がなくならない理由は2つある』という記事を書きましたが、先日も僕のみじかなところでありました。

小学生年代で試合に負けた後、監督が激怒し「グランドの周りを選手に走らせる」。
今の時代で、そこそこ人口が多い福岡市でもそのようなことが行われているのが現状です。

ここで敢えて言います。

育成年代で「試合に負けた後に罰走するのは監督である」

試合に負けたら選手を走らせる

未だにこんなことがあるのは不思議ですが、福岡市でもやっぱりあります。
特に小学生は監督に意見を言えない、保護者の方も何も言えないので、やりたい放題です。
僕も保護者の立場だったら「言いにくい」かもしれません。

なので同じ指導者の立場の僕が「はっきり」言いますが、「監督の能力が低い以外にない」。
もしくは努力・勉強が足りない。

僕も現役時代、「一生懸命にプレーしているのに罰を与えられる」ことが辛かったですし、指導者になった今でも「意味がない」と思います。
唯一の意味は「コーチのストレス発散」です。
おそらく「プラシーボ効果」もありません。

全員が一定のタイム内にゴールしなければ罰

数名の選手が短距離もしくは中・長距離を行って、一定の時間内に全員がゴールしなければ『連帯責任』としてもう一度そのグループは走る。
というような意味のない、もしくは「論理的思考が欠如」している指導もあります。
指導者が「チームワークを重んじる」といった、思考停止状態でも、自我が確立されていない選手はひたすら耐えます。

一点決められたらグランド10週

またまた意味のないチームマネジメントですが、不条理なことでも「選手は罰が嫌」なので頑張ります。
チームのレベルを上げるには「一点決められたら監督の給料が減俸」の方が、巡り巡ってチームは強くなると思いますが、そのような例はありません。

坊主にする

僕が現役時代、私立高校のあるチームが「公立高校に負けたら坊主」ということをやっていました。
完全に意味がないですね。

そもそも坊主ヘアーが好きな選手には意味がありません。
(今回のコラムには関係ないですが、高校野球は何故坊主が多いのでしょうか。)

監督やコーチが実践する

このような理不尽な「罰」。
選手ではなく、まずは「監督やコーチ」が実践する必要があります。

何故なら、そのような「罰」を受けている監督やコーチ、いつも試合後に走っている、試合に負けたら坊主にしている、仕事の成績が悪ければ罰を受けている監督・コーチ。

そのような状態を見れば『能力がないことを「わかりやすく説明」してくれている』ので、サッカークラブがその監督・コーチ採用するための基準になります。

年々そのような問題は減少していますが、今だにそれを繰り返す指導者に改善を求めることは困難です。

なので、これからの世代に期待します。
志を持って指導者になった時に、その業界の悪しき伝統に浸かるのではなく、それを新しいステージに導くことが若い世代の方の使命です。

とりあえず僕のような中堅世代は、新しい道を切り開くために矢面に立つだけです(笑)

寄稿者のプロフィール

レアッシ福岡フットボールクラブディレクター吉廣 一仁
□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)
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