【キッズアカデミー・スタッフとして参加】小学2,3,4年生を指導して思うこと

こんにちは。ディレクターのカズです。

10/11日曜日、福岡市東区にあるフットボールセンターにてキッズアカデミーのスタッフとして指導させて頂きました。

キッズアカデミーとは日本サッカー協会の【キッズ年代エリートプログラム】をベースにキッズ年代の子どもたちにより良いトレーニング環境を提供する云々の趣旨のもとおこなわれているものです。

詳しくは福岡県サッカー協会関連のページをご覧ください。

この日は福岡地区と宗方地区の交流試合で午前と午後に別れてミニゲームを実施。

ぼくは午前中にU-8(小学2年生)、午後からはU-9,10(小学3、4年生)のチームに対して指導しました。

各選手ともチームもレベルも違いますし、日々取り組んでいる練習内容も違います。
ただの交流試合とならないように、選手たちがどれくらい戦術的な部分に取り組めるか、少しでも何かを掴んでもらうために短い時間ですが指導させて頂きました。

1回のトレーニングを成功させる

これは日頃からぼく自身が心がけていることですが、ぼくたち指導者は常に1回のトレーニングを成功させるつもりで取り組む必要があります。

今回はゲーム形式でしたが、その中でも選手のレベルを見極め、何にフォーカスして短時間で成果をあげるかが重要です。

職業病かもしれませんが、やはり初めての選手たちばかりでも指導に熱が入ります。
というか、普段の取り組みそのものが出るのでやはりテンションが高くなりますね。

もちろん普段指導していない選手たちなので特徴や良さがすぐには分かりません。

そんな中、ピンポイントでプレーのコツを掴ませるのは難しいのですが、チャレンジするしかありませんね。

ゲーム形式だからこそできる戦術の理解

2,3年生あたりではチーム・グループ・個人戦術の全体像をつかませる必要があります。
2年生だから個人戦術、というのではなく、あくまで全体の中で個人をデザインする必要があるとぼくは考えています。

4年生くらいになるとチーム全体を整えながら、その中での個人の役割のようなイメージです。

個人戦術ができてその次にグループ、最後にチーム戦術というプロセスではなく、常にチーム全体のデザインを整えながらフォーカスする部分をその都度変える。

そういう意味ではゲーム・もしくはゲーム形式というのは全体的なものを整える、その中で個人個人にフォーカスする良い機会になると思います。

実際に指導してみて感じたこと

今回は5・6人制でゲームを行いましたが、選手1人1人にカンタンなポイントを伝えてゲームを行いました。
数名の選手は意識的に取り組んでくれて変化が出たのは良かったです。

しかし、やはり継続性がないと選手はまた忘れてしまいます。

結局のところ何事も習慣化するまで継続して取り組むことが必要で、1回の練習ではそのきっかけを与えるにすぎません。

そしてそれがコンスタントに継続されなければ成長が難しいものになります。

1日限りのクリニックや断片的な指導では一瞬上手くなったように感じますが、習慣化には至らず、その経験は消えて行ってしまいます。

それでもその少ないきっかけを与えることには意味があると思います。

次回は交流試合ではなく、トレーニングになります。

キッズアカデミーは一般公募で誰でも参加できるので、興味がある方はぜひ参加してみてください。

レアッシの選手もぜひ!

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営