レアッシ福岡フットボールクラブ

福岡県福岡市のサッカーチーム

小学生必見! 悪い習慣を身につけると成長が遅くなる 〜とても重要なこと〜

将来、プロ選手になりたい、もしくは高いレベルでサッカーをしたい、といったサッカーをやっている小学生。
そのような選手はたくさんいると思いますが、そのような選手に対して『とても重要』なことを述べたいと思います。
少し難しい部分もありますが、『選手のレベルアップ』につながるものなので、詳しく書いてみます。

『良い習慣』を身につけると成長がスムーズ

習慣には「良い習慣」と「悪い習慣」があります。
サッカー以外の一般的な子供の成長を考えると分かりやすいのですが、どんなことでも小さい時から『良い習慣を身につけさせる必要』があります。
挨拶や日常生活に始まり「習慣化させる」ことで「意識しなくても当たり前にできる」、それは「意識しなくても身についている」ものになります。

例えば「箸の持ち方」。
幼い時にそれをきちんとマスターすれば、それが当たり前になり、その後の「箸を使うとても多くの時間も正しい持ち方で繰り返す」ので洗練されて行きます。
しかし、間違った箸の持ち方で多くの時間を費やすと、それは改善できないレベルにもなりかねません。

これはサッカーでも同じで、「将来の鍵を握るとても重要な要素」です。

最初の段階で「良い習慣」を身につければ、その後もなんの苦労もなしにそれを続けることができます。

『悪い習慣』を身につけると最悪の展開に

反対に「悪い習慣」を身につけたときは最悪です。
なぜなら、その「悪い習慣」を正すのにとても多くの時間を割かなければならないこともそうですが、改善できないケースもあるからです。
「最初から習慣として身について」いれば、なんの苦労もないですが、最初に「良い習慣をつけさせなかった」がために、それを改善するのに「無駄な時間と労力がかかる」、下手すれば「改善できない」ことにもなりかねません。

この考えは一般的なもの以外、サッカーにも当てはまります。

サッカーにおける習慣とは何か?

僕が特に懸念しているのは、小学生における「頭を使う部分=戦術」です。
日本人選手が海外で活躍できない、もしくは小学生や中学生、高校生年代でも言われる例として「年代に応じた戦術を学んでいない」というものが挙げられます。

余談ですが、スペイン人の指導者と一緒に仕事をした時に、ある高校生のチームの選手たちを見て「高校生なのにそれまでに学んでおかなければならないことを何も学んでない」と嘆いていたのを覚えてます。
その指導者は元FCバルセロナの選手で、プロクラブでの監督経験もあったのですが、日本人の高校生を指導した時、「日本人の選手はその年代で学ぶべき戦術を学んでいない。それではトップに上がれない」と言っていました。

つまり、「小学生でも、その時期に学ばなければ戦術」があり、「それを日々の練習や試合の中で『習慣として』プレーすれば「それが当たり前」になりますが、「戦術的な考えなし」のプレーを繰り返すと、それが習慣になり中学生や高校生になった時に「急に頭を使え」と言われても対応できない現象がおきます。

先の例で言うと、「悪い習慣が身についている」ので「改善できない」状況です。
小学生の時から「考えて判断する」という習慣が身についていれば問題ないですが、「何も考えていない」ことが「習慣化」されるとそれは大変です。

小学生の時は「考えるよりもテクニック」という『危険性』

小学生年代では、「戦術=頭を使って考えることは不要」となると選手にそのような習慣が身についてしまいます。そして「その時はそれで試合に勝った」から良かったと思っても、それが後々改善できないケースも出てきます。

もちろん、テクニックを伸ばすことは重要ですが、悪い習慣を身につけないためにも「頭を使う=戦術」の部分も同じようにトレーニングしなければなりません。

その年代で身につけなければならない戦術がある

時々、『小学生のうちはテクニックを身につけて中学生になったら選手を学べばいい』という意見がありますが、これは『とても危険』だと僕は考えています。
小学生は小学生なりに、「その年代で学んでおかなければならない戦術」があります。

それをやらずに6年間プレーしていると「その間に悪い習慣が身につき、それが取り返しのつかないこと」になると懸念しています。

現に以前僕も高校生年代を指導した時、『テクニックレベルがものすごく高いのに戦術レベルが僕が指導している小学生以下』の選手がいました。
一人でドリブルで突破できるすごい能力があるのに、「戦術が理解できない」「戦術の重要性を知らない」がために「成長できない」選手を見た時に「なんともったいない」と思いました。
「彼が小さい頃から戦術を理解して、良い習慣を身に付けていれば、もっと高いレベルでプレーできるのに…」

日本人の選手はボールを扱う能力が高く、テクニックレベルが高いと世界でも言われますが、反面、そのテクニックを戦術と共に発揮できないので「サッカーがうまくない」と表現されるのは実にもったいないことです。

小学生年代のテクニックレベルは日本人は高いです。
しかし、サッカー人口の多さや持っているポテンシャルにわりに、大人になってから海外で活躍できる選手が圧倒的に少ないように思えます。
「日本人でも海外で活躍できている選手」はいますが、少なすぎます。

「テクニックレベルと戦術レベルが比例していない」現象。

だからこそ、小学生年代から、ボール扱いが上手い選手こそ「戦術を理解してプレーする、良い習慣を身に付けなければ」なりません。

寄稿者のプロフィール

レアッシ福岡フットボールクラブディレクター吉廣 一仁
□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)
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