楽しいだけではない子育て。将来へ向けた準備を。

突然ですが、自分の子どもに「将来どのような大人になってほしい」とみなさん考えていますか?
おそらく誰もが「立派な社会人になってほしい」という意見で一致するのではないでしょうか。

ではこの立派な社会人にはどのようなスキルが備わっているのか。

社会的常識、理解力、コミュニケーションスキル、アイデア、逆境でも我慢できる忍耐力、それを打開する力、などなど、要は「仕事がきちんとできて、社会的な常識」を持っていることだと思います。

人間は動物の中でも成長がとても遅く、仮に18歳で大人になるとすれば、生まれてから立派な大人になるためにはものすごい年月がかかります。
この年月の中で、日々子どもの成長を促しサポートしていかなくてはなりません。

自立させて社会へ送り出す

僕も子育てをしている身ですから、若い頃と比べて、やっとその意味が分かってきました。
子どもを育てるということは「いつか社会に放り出される時のための準備」とも言えるかもしれません。早かれ遅かれいつかは「社会の中で自立して生きてゆく」ために、様々な経験をさせておく。その積み重ねが後々大きな財産となって役に立つということでしょうか。

最近、若い年代の人(社会人)と接する機会が多く、直感的に「この子はだいぶ社会とずれてるなとか、仕事できそうだな」とかがなんとなく分かるようになりました。話を聞いていると「社会人になる前に何をやってきたか?」がとても影響しているように思えます。

サッカーとどのような関係があるのか?

当然、子育ての基本は学校(保育・幼稚園や小学生や中学生などすべて)ではなく「家庭」ですからそこが一番重要になるのは皆理解しています。
僕の持論ですが、学校やサッカークラブは子どもを育てるという側面もありますがそれは「すでに社会」だと考えています。

つまり、その前段階の小さな社会(もしくは最初の社会)である家庭で教えられる挨拶やルールなどの規律が育っていないと、それが少し大きくなった社会である学校やサッカークラブの中でとても困ることになります。

当然、そのような場合でもサッカーを通じての教育を僕らコーチは行っていきますが、選手の違いによって指導する内容は異なります。

また、サッカー以外の面での教育の他に「サッカーそのもの」を通じて得れる経験も多々あります。僕らのクラブが意図的に作り出しているシステムである「競争」もその一つです。どうしても競争というとネガティブな面も含んでいますが、僕たちがフォーカスしているのはそのプロセスです。

「サッカー選手として高いレベルに行くこと」は様々な困難・障害を乗り越えなくてはなりません。それを小さなうちから経験することはサッカー選手として必須です。
また、その経験はサッカー以外の面でも必ず役に立つであろうと考えています。

クラス編成や試合の招集、ファースト・セカンドチームの区分け、選手への要求、すべてはジュニア・ジュニアユース年代の選手にとって「負荷」がかかるものです。
しかし、この「負荷がかかった状態」でこそ鍛えられます。僕らがイメージする「たくましい選手」はきっと将来社会の中でも「たくましく生きる」ことができると思います。

重要なのは「競争の結果」ではなく、「そのプロセスの中で学ぶもの」であり、勿論、小学生・中学生の選手たちは目の前の結果に一喜一憂するのでが、大人である僕たちはその「プロセス」に常に目を向ける必要があります。

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この記事を書いた人

□スペインサッカー指導者ライセンス レベル1
□選手歴 筑陽学園サッカー部卒
□指導歴
2007-現在 レアッシ福岡FCジュニア,ジュニアユーススタッフ
2009-12 FCバルセロナ オフィシャルスクール福岡校コーチ
2015-2016 スペインバルセロナ在住
2015-16 UE CORNELLA Juvenil B 研修(バルセロナ)

サッカーコーチが学べる情報サイト『ジュニアサッカー大学』を運営